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河合つくし通信

取りまとめのないブログです…。一応細く長く続けていく予定。

みゃるの避難日記っていうブログを紹介。三宅島噴火の被災者が語る本音。

みゃるの避難日記(島内編)
http://www.miyakejima.com/myaru/
ブログ版(避難後、復興編)
http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010

 

今から13年前の2000年、三宅島で大規模な噴火が起きました。

このサイトを運営しているみゃるさんと言うのは、その時に島内の民宿のオーナーをしていた方のようです。サイト(島内編)には噴火前後の島の様子、自分の身の回りのこと、全島避難の準備などが、詳細に書かれています。

ブログ版の内容は、未だ避難宣言がとかれない島内の民宿で工事関係者を泊めるために働く女性の奮闘記と言うところか…。(注:宿泊施設で働く人、工事関係者は避難宣言がとかれる前より島の中で生活、仕事をしていた。)

災害発生時の日誌も面白かったけど…個人的にはその後の復興に向かう三宅について書かれたブログ版の方が興味深かったですな。

3.11もそうだけど、災害って起きてある程度過ぎちゃうと被災地以外の人の頭から薄れてしまうものだと思う。現実ではその後も、ニュースにならない大変さが色々あるようで…そういうのを考えさせられるブログだと思う。


特に、なぜ被災した場所に住むの?と…問いかけられる様子とか。

なぜそこに住むの?
http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010/e/508cc3bfe2fc1a2f69fc6e2d7886ab6a

 

被災地を取材するマスコミ被災者の目にどう映っているか…とか。

たった1人の○○のせいで~なんなんだよこれは。http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010/e/0e3b7802f489d64197ecf27ba471c2ee

 

善意を押し付けるボランティアの存在とか。

被災者ハラスメント/被災地ハラスメント
http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010/e/0956e93499b19a17789e0679db42b428
またやってしまった。。。http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010/e/cd28cce5a651a971123aaad027615df6



なんか…色々と生々しいなって感じ。少し気になったことを書いてきます。

ボランティア、「助け合い」について…

被災地に何かしたいと思って行動するボランティアは立派。と…もかぎらんかもな…とも読んで思いましたな。
もちろん真面目なボランティアは大勢いる、三宅島にも。

でも…助ける立場を笠に着てやりたい放題する人ってやっぱいるのだって感じ。
困っている人を助けることは大事だけど、住民から見たら「助けている立場」のボランティアを非難できない面があることは確かに事実。

やりたい放題やっているボランティアに文句言えないってつらいよな。

こういうの確かにそうだな…って思う。被災地に限らずボランティアっていうのは微妙な立場だからな。

自分もさ、たまにだけど…

ボランティアとして施設に行ったりする。相手をその時点では(行っている時)はいいかのだろうが(多分…)、気を遣わせてはいないだろうか…?俺のこと嫌いだけど、ボランティアとしてきているんだから嫌いと言えない職員、利用者っているのかな…。そういうことを考えさせられた。

また…この個所。

ただ、最近、思うんですよ。
三宅の被災の体験は、果たして、他の災害の、被災者のために役立つのだろうか?と。
私は、この災害被災者で、復興途中までたどり着いたけれど、
こんな風に、不謹慎なほど、ある意味楽しく被災者をやってこられたのは、
『三宅での被災者』だったから。
この島で、噴火のことを教え込まれ、語られて、この島の人と一緒に被災して、
この島の人と共にあったから、今日までこられた、乗り越えられたのです。

これが東京だったら、たぶん無理。
災害の時のために近所づきあいしよう』なんて、
災害時をダシにして、脅迫めいたやり口で縛る近所づきあいしかできないところで、
災害時に助け合えるわけがない。

1つ考えてみて欲しいのは、先日の東京大雪の時、
体が丈夫な人は、近所のお年寄りのお家の前の雪かきをしてあげましたか?
あなたが住んでいる地区は、そういう助け合いが当たり前に行われていますか?
雪かきひとつ、人の分もやって当たり前、でないところでは、
災害が起きたら、どうなるかなんて、火を見るより明らかですよね。
田舎には勇んで出ずっぱる災害ボランティ屋達も、自分達のことで精一杯になるでしょう。
助け合いって、何もないときに強制したり、書類にはんこついたりすることでは保障されないし、
未知の状況下でまで強制するべきものではないと思うんですよ。

http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010/e/cd28cce5a651a971123aaad027615df6

「助け合い」はいいことだけど被災した極限状態でそれができるか、仮に出来ない人を非難出来るのかっていえば、確かに非難できないと思う。

これを読むと「助け合う」ことが無条件で肯定されるのは、いけないなと改めて気づかされる。

私が思うに、どうしても事情によって出来なかった人、或いは事故とかで奇跡的に生き残った人に「どうしてお前は○○さんを助けなかったんだ!」とか言う奴が出てくるかもしれないから。

みゃるさんが言いたかったことは助け合うことはいいことだけど、人に押し付けるのは違う…。そんな感じだろうか。伝わっているか自分。

「やらない善より、やる偽善」。
ふざけるな。偽善は、やる側の隠れ蓑の言葉。
やられる側にとっては偽善なんてものはない。それは悪だ。
http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010/e/0956e93499b19a17789e0679db42b428



この言葉は重い。
ボランティアはいいことだけど、自己満に終わってないか、本当に相手のことを思いやっているのか?自分にも問いかけないとなぁと思う。

被災者復興とは

被災者の立場からいう「復興という言葉の重み」みたいなものが下記の文章を読むとかなり伝わってくる。


いいか、被災経験のない人、耳をかっぽじってよく聴いてくれ。(←死語?)
1ヶ月に90万円の返済ができて、ようやく復興っていうのは成り立つモノなんだ!
なんとなく、ニコニコ笑って、感謝します、ありがとうとか言っていれば、復興できるなんてことはない

(いや、三宅の場合2人だけいるけれどね。
島の人を踏み台にして食い物にしてがっぽり儲けた人が、この先どうなるかは、わからないでしょ。)

あくまで、正攻法でいった場合、被災前の生活を取り戻すためには、1ヶ月に90万円返済だ!

ところで、家は自営業だから、これでいいけれど。
お勤めの人の場合、被災すると、家が壊れるだけではなく、勤め先が壊れる、
すなわち失業するってことも考えなくちゃいけないよね。
家の場合は、仕事は借金することで続けられるけれど、サラリーマンの場合は、
借金で仕事は得られない・・・。
しかも、サラリーマンの場合、個々の事情があまりにも違いすぎて、
なかなか一致団結の集合体を作りにくいから、支援を得るための運動や訴えも、かなりやりにくい面がある。
大きな声を上げられない個は、なかなか支援を得ることも難しい。
三宅の場合も、一般住宅部分の返済が、避難中も棚上げにならなかったのは、
サラリーマン世帯の意見がいろいろで、まとまらなかったという理由がある。
そうなると、壊れて住めない家に、失業、けれどローンはしっかり払わなくてはならない、そういう事態も、当然起こる。

まあ、災害の程度や種類にもよるから、何とも言えないけれど。
夢見ていないで、目を逸らさずに、『自分の場合は、現実的にどうなのか。』を、考えて策を打っておかないと、
自分も家族も、それこそ、死ぬより辛い思いをしなければならなくなるよ。

復興』は、夢の結実でも希望の成就でもない。ましてや明るい喜びだけの風景でもない。
復興の現実は、オーバーハング気味の高い絶壁を前にして、それにかじりつき、はい上がって、
なにがあるのか見えない崖の上に登り詰めることだ。
命綱もない、転げ落ちて当然な崖。けれど、もう、戻って足をつける場所はない。
登りはじめは、「よかったねー。」「おめでとー。」なんて、のんきで他人事な声援も聞こえる。
それなりの装備も若干ある。
けれど、登るにつれ、声援は罵声に変わり、持てるものは全て剥ぎ取られ、
首尾よくたどり着いたときには、きっと丸裸だろう。


1自営業者の『復興
http://blog.goo.ne.jp/myarumyaru1010/e/71cbd081004c2be73aab541dc10cb999

 

確かにな…特に黒字(私が強調した)の部分はほんと、そうなんだろうって感じ。「復興」っていい言葉のように感じるけど…実際のところ前の生活に戻るだけのわけだし。

 

いや…確かにそれが大事なんだけど。
でもその前の生活に戻るためには、働くとか借金返すとか…そういう汗臭いことばっかで綺麗ごとじゃないんだなと感じさせられる。

借金など何年も返せないものだろう。
俺たち被災者ではない人間は、被災地の道路建設とか、建物の再建なんかをみるとああ…復興したんだなとか思っちゃう。それはそれで復興なんだろうけど…でも本当の意味での復興とは、みゃるさんのような人が借金全額返すとか、被災地の会社が再建して遅れを取り戻すとかそういうことで…
そこに至るのはすげぇ大変な道のりなんだろうって感じた。
これは三宅島だけでなく3.11栄村とかそういう現実なんだろうな…って感じる。


すげぇ読んでて有意義ブログです。もっともこの方は三宅島被災者の代表でも、三宅島被災地の代表でもない。だからここに書いてあることが全て正しいとは限らないってことは抑えとかなきゃいけないと思う。

でも間違いなく、被災地で暮らす一人の声が書かれているのは間違いない。読む価値は十二分にあると思う。なんつーか…人の本音を垣間見たような気分になった。書いてあることは正しいんだと思う。でも…ちょっと読んでるとしんどくなる(自分の行動と重ね合わせるとね)そういうブログだと思いました。

と…言うわけで今日はこのブログを紹介しました。変な言い方だけど、被災者の等身大の姿が想像できるようなサイトだと思います。関心のある方は是非見てくださいませ。