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河合つくし通信

取りまとめのないブログです…。一応細く長く続けていく予定。

もうひとつの「日本維新」について。橋下維新以外の政治団体を紹介!

さて…今日は日本の政界で一世を風靡している、橋下徹率いる「日本維新の会」の関係記事を書きます。

 

といってもここで取り上げるのは「もうひとつ(3つか)」の「日本維新」のこと。

 

早い話が「日本維新」と名乗る政治団体はいくつも存在するのです。今日はその「マイナーな日本維新」を紹介していきます。

 

まずは…


①日本維新・V-democrats

民主党原口一博が作った団体です。

原口さんは2011年1月にまず「政治団体日本維新の会」を設立(総務省に届け出)→それを軸に、全国各地の維新勢力を集めるべく「日本維新連合」という組織を立ち上げようとしたが…これは、同名の右翼団体に抗議され失敗します。これ↓がこの動画。

 

http://www.youtube.com/watch?v=MuWRkWcwAbc


その後改めて2011年5月に「日本維新・V-democrats(にほんいしんぶいでもくらっつ)」という団体を、民主党内の派閥という形で設立しました

ところで「V-democrats」って何なんでしょうね。
原口さんは維新ブームに乗るために、日本維新の会といういわば大組織を作ろうとしたようですが…それは出来なかったみたいですね。

大阪の橋下さんを目標としたか、あやかろうとしたかわかりませんが…今各地で「○○維新の会」が出来ています。その○○維新だって、橋下さんならともかく、原口さんにはつきたくなかったということでしょう。
結局原口さんがまとめられたのは、身内の民主党議員だけだったという中途半端な結果に終わったようです。

②「改国・日本維新の会」

 

ただの「日本維新の会」ではない「改国・日本維新の会」です。大阪維新の会に反逆した元維新塾生が結成した団体です。

ソースは東スポでなのですが(笑)少し引用致します。

大半は橋下人気にあやかろうとしてのものだが、中には脱・橋下チルドレンによる団体もある。6月末に「改国・日本維新の会」を届け出た元東京・大田区議の金子富夫氏(62)は、維新塾を落選した仲間とともに政治団体を起こした。

「初めは橋下氏に共感し、政治塾に参加したが、講習は中身がなく、政策も素人の域を出ていなかった。完全に失望したのはカネとコネを優先したインチキ選考です。私たちも日本を変えたい志はある。維新の名称を使ったのは、橋下氏への挑戦状。江戸っ子の心意気を見せてやるってことです」

『橋下市長にキバ向く「維新の会」』2012年9月08日 東京スポーツ
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/36272/



なるほど。
さて、この「改国・日本維新の会」はググってもほぼ出てこない(ウィキと東スポの記事くらい)団体です。まだ活動もしていない無名の団体なのでしょうかね。

しかし代表の金子さんのことはググるといくつか出てきます。
例えば・・・

金子富夫からのメッセージ
http://saigai-t-kaneko.at.webry.info/

 

このサイトは金子さん本人のサイトみたいですね。これによると金子さんは元消防官で、退官後の現在は「災害・防災の講演請負人」を名乗っておられるようですね。なお選挙サイトの「ザ・選挙」によると2003年~2007年の間に区儀であったようです。

「防災」という点ならば、元消防官がいうことなら説得力がありますね!

特に太田区は蒲田とか、下町地域を抱えるエリア。下町の多くは区画整理も進んでいないと聞きます。「改国・日本維新の会」が今後どういう活動をするのか分かりませんが、出来れば防災分野で頑張っていただきたいです。

③二十一世紀日本維新会
「二十一世紀日本維新会」2011年大阪府知事選挙に出馬した、建設会社社長中村勝が代表を務める団体です。


11月10日告示、同27日投開票の大阪府知事選に、建設会社社長の中村勝氏(60)=堺市南区=が立候補すると24日、表明した。府庁で記者会見した中村氏は、府内を四つの県レベルに再編し、市町村を廃止する構想を掲げた。

中村氏は、大阪大の事務職員を経て現職。約100人でつくる政治団体「二十一世紀日本維新会」の代表を務める。

 大阪府を淀川から北の摂津、淀川と大和川に囲まれた地域を河内、大和川から南を和泉の3県にし、大阪市を含めて四つの県レベルに再編。府域全体のことは、合議制の連合組織で調整し、「県」内に政令市の区のような体制を設置する構想を提唱している。

 中村氏は「人口1万人未満の町村があるが、政治的インパクトも小さく、最低人口100万人は必要」と訴えている。

『中村氏が出馬表明 府内を4県レベルに再編』 2011年10月25日 大阪日日新聞
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111025/20111025026.html

 

この団体の凄いところは「本家」とも言っていいだろう大阪維新の会を相手に選挙戦を戦ったことにある。この選挙で大阪維新の会は、松井一郎幹事長を出馬させています。

中村さんの選挙公報を紹介します。

f:id:guzuguzu:20130930015016p:plain


なるほど、突飛なことも書いていない無難な政策だと思います。
ただ、特筆すべきは、「大阪市・堺市政令指定都市分割」に反対という点でしょうか。

大阪維新の会は、大阪市&堺市に周りの市を含めたエリアの再編を目指しています。

つまり巨大な市ではなく、小回りのきく「東京都特別区」のような自治体を多く作り、それを府が統括しようという計画です。

二十一世紀日本維新会がこの計画に反対しているというのは驚きですね。大阪維新の会と真っ向から対立したという点が。

中村さんが「二十一世紀日本維新会」をという団体を設立したのか理由は、定かではありません。素人目に見ると、有権者に、橋本率いる大阪維新の会と中村さんの団体を混同させ票をとろうという狙いがあったともとれます。だって名称も活動場所もそっくりな団体ですし…

しかし!さきほども言ったように「二十一世紀日本維新会」は大阪維新の会と対立する政策を持っている団体でした。ですから「混同させよう」ではなく、もっと崇高な狙いがあったのかもしれないですね。

さて、中村さんの得票は「22,347票 0.61%」です。一方、本家大阪維新の会松井一郎は「2,006,195票 54.7% 」。比べてみるともう明らかに中村さんの負けでした。惨敗と言っていい。

しかしこれを読んだ方には覚えていただきたい。大阪維新の会に真っ向から選挙戦を挑んだもう一つの維新があったことを。

まとめ

法的な位置づけでは「政党」と「政治団体」は違います。

「政党」とは。政治団体のうち、所属する国会議員(衆議院議員又は参議院議員)を5人以上有するものであるか、近い国政選挙で全国を通して2%以上の得票(選挙区・比例代表区いずれか)を得たもの」のことをさします。一方政治団体は、政党以外の団体のことすべてをさします。

さて、その「政党」と同じか類似する名称を、その他の政治団体につけることは禁止されています。ただ、政党結成前に政治団体を立ち上げて「そういう名称」をつけることは出来ます。

つまり、後から出来た政党とたまたま名称が重なっちゃった(類似しちゃった)という場合です。
今はもう橋下の日本維新が誕生しているため…似たような名を持った団体を作ることはできません。

しかし前はできたわけで…その証拠に上記のような団体があるというわけです。