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河合つくし通信

取りまとめのないブログです…。一応細く長く続けていく予定。

人は「ネトウヨ」になぜなるのかについて。そしてその後…。

久しぶりに記事を書く。

昔こういうことを書いたけど、消えてしまったのです。だから再掲の意味も込めて。

シリア難民の子に対して、余りに酷いイラストを書いたおバカさんの文章を読んだ時に怒りと言うかなんというかの感情が吹き上げ、だから今書いたと言う意味もあります。

 

導入部

自分こと河合は、かつてネトウヨであったわけです。

どして、ネトウヨだったかと言うと…まあ友だちがいなかったからだろうナ高校時代とかもうのです。

で、あのころは学校言っても誰とも口を利かなかったし(きけなかった)。

利かないと言うのは物凄く苦悩だったのです。

だからー。人の目を盗んでこっそり見る携帯サイトとかが唯一の世間との接点だった。

 

まとめサイトとヤフーのニュースのコメント欄

あのころ(5年~7年くらい前?2000年代後半)は2chまとめサイト全盛期だった。

今もそうだけど、まとめサイトって、例えば2chの漫画やアニメだけをまとめるサイトだったとしてもだ。

リンクや他のサイトの更新欄に「韓国が○○した」みたいな記事が更新通知されるって結構多いわけです。

 

そこでなんとなく「韓国が○○した」の記事をクリックする。そするとそーいうのが表示される。初めは信じなくとも、たくさんのコメント欄に書かれた賛同を趣旨とするコメを見るとああ…そういうものなんだなと思ってしまう。

 

あと、ヤフーのニュースのコメント欄。あれも2chまとめサイトと同じ。

世の中の多くは韓国のこと嫌いなんだな、だからこそ…韓国DIsのコメントに「そう思う」がいっぱいついているんだなとか思っちゃうわけ。

 

もともと、人に飢えている部分があったから何かに共感したい。

その手っ取りやい「共感」を得る手段と言うと、やはり誰かを或いは他国をdisることになる。韓国ネタはまさにそう。

で、段々人をdisることが「ネタ」に思えてしまうわけです。

「ネタ」を出せば、誰かが共感してくれるみたいな…。

 

もっとも私はネットとか良くわからなかったし、2chがこわかったのでほぼrom専にでしたが…。

でも、書き込んでいる人、書き込んでいた人の気持ちはなんとなくわかる。

 

そういう風になっていくと「ネタ」のためなら人を貶めてもいいと思う。

そもそも「貶めて」とも思わない。韓国とか行ったこともないからね。

妄想の世界に近い。イメージの世界。

 

そして「ネタ」が「ネタ」である以上、今思うとあの書き込みは「差別」だったのでは…。と思うけど、あの当時は「ネタ」でしかなかった。それにああいうの見て共感する、あるいは「書き込む」ことも「みんなやっているからいいじゃん」になっちゃう。

 

そうやって暴走するわけです。根拠なくただ、「みんながやっているから、みんなが言っているから多分そうなんだろう」と思ってしまう感覚は本当に怖いと思う。

あの頃の多数派に迎合しようと必死な俺は愚かだった。反省している。俺が人を踏み台にし、差別を道具にした愚は一生忘れない。

 

自分がネトウヨを抜けた理由。

自分は大学に入って環境が変わったから、単純にネットを前より触れなくなった。

リアルな付き合いが増えた。そういう単純な部分だと思う。

それに本を読むようになったってのもあるかも。

 

ネットのまとめサイトは単純に正義と悪しかいないみたいな書き方をする。

で、正義が日本、自民党系で悪が韓国だったり民主党だったりする。歪んだ「勧善懲悪」の世界。

 

本読むと…そりゃあ愛国がどうとかの本じゃない限りにおいて別に普通の小説でも「人間、善悪だけじゃない、割り切れないこともある」ってことは書いてあるからね。

 

本にはまったこともネトウヨから抜け出し理由かも。ちなみに最初に読んだのは村上春樹、そのあとは太宰とかヘッセとかサリンジャーとか。まさに定番だね。

 

だからこその部分はあるけど、大学にいってなくて、そういう人とリアルに接する経験や本を読む経験ってのがなく、ずっと家に籠っていたりしたら今でもネトウヨだったと思う。

 

外に出てくるネトウヨさん

その後いろいろあって、ネトウヨっぽい人、あるいはそれよりひどい、お外に出て人を扇動するタイプの人とも出会った。

あの時は混乱してたが、今思うと、あの人たちは相当おかしいと思う。

思うのだけど、ああいう人も若いひきこもり系ではないタイプもいる。

普通に働いている人、かなり年を食っている人もいる。

 

中には地域のボランティアとか災害のボラとかをしている人もいる。

ある一面においては人として真っ当な人も中にはいた。

 

でもそういう人が「在日特権」がどう…とか、もっとひどいと「血筋がどう」みたいなことを言うのを見てきた。

 

俺は国を愛そうがなんだろうとかまわないけど、そういう差別をしたり、結局は根拠もない「陰謀論」に流れちゃう人は、世の善悪をはっきりつけたがり、自分が常に「善」でなくてはいけない弱い人なのかもと思う。

本当は「善」でもなんでもないのにね、その人たちは。

 

そしてそういう強さ、弱さってのは一目じゃあわからない。一見はまともに見えるケースもある。でも、どこかでそういう差別的な発言が出たりと…ぼろが出ることもある。

そういうのが出たとたんに「この人は所詮、そういう人なんだ」になってしまうんだと思う。

 

ネトウヨを抜ける人、抜けられない人

そして、民主党が政権を取ろうが国会前で多数の人がデモをしようが…「どこかで自分らは支持されている、本当は皆韓国が嫌いだ」みたいなそういう「自分は多数派だ」みたいな意識が抜けないんだろうなとも思う。「サイレントマジョリティー」とはよく言ったものだよ。

ネトウヨを抜ける人もいる。でも、抜けれないタイプは残念ながらいる。対話は無意味ではないかもしれないけど…絶対に実を結ばないことはあると思う。

 

だから、そういうあまりにひどい差別的な事を言う、書く人に関しては「話し合い」だけじゃなく、叱りとばすような「物理的な力」で抑えないと…悪影響が広まってしまうと思う。個人攻撃に出たら「法的手段」に打って出る必要性もあると思う。

 

ネトウヨはカルト宗教に近い。カルトにハマった人に対して「実はいい人、彼らも被害者」みたいな声はある。まあ一利はあると思う。その通りだとも思う。

ただ、残念ながらカルトにハマって、色々と悪い事をしていたらカルトの信者は加害者になってしまう。その加害責任を問うことは当然だと思う。やはりね、どんな理由があっても「はまってしまう」のはその人が責められるのはいたしかたないことも事実。

 

最後に

今、ネトウヨ系の人は「言論の自由」がどうとかとか言う。シリアの難民の子に対して、酷い絵を描いた人がいたがその人もそんなこと言ってたよね。

でも、俺は「人の言論を妨げる言論の自由」なんてないと思う。やはりね、その辺が分からないからネトウヨは治らないのかなと思う。

 

まあ自己中なんだよね。

例えばさ、本当の右翼系の人はだ。日本がどんなにダメな国だったとしてもそれでもこの国を捨てようとはしないだろう。みんながこの国に唾を吐いても「俺だけは守る」と思うと思う。まあそれは右翼系に限らずだけども。

 

ただ、ネトウヨさんの場合はみんなの支持があるから守る、みんながそういうからそうなんだろう、ネットでみんながそう書いているからそうなんだろう…。なんだよね。主体が自分ではなく「みんなが多分そう思っているから」になっちゃう。

その当たりの覚悟のなさ、愚かさがあるからこそ、簡単に人を傷つけてしまう。

まじめにものを考えないと、人を傷つけてしまう、それがいくらたってもわからない人は残念ながら少なからずいるわけで…。

 

どうすればいいかだけど、まあ…時には、まだ治りそうな部類の人については話し合いも大事だろう。

それよりももっと大事な事がある。それはとりあえずネトウヨっぽい人が酷いこと言ったら、それを否定すること。その場でってのがポイント。ネットにしろ、リアルにしろ。そうしていくしかないと思う。差別的な事を言う人の言い分を聞く必要はなくて、まずは否定する。否定しないと残念ながら、物事はもっと悪くなる。

 

あと、ネトウヨの人と話すときにこれが思想的な対立、左右の問題と思わないこと。

そういう次元ではなく、人として最低限のことがらにおいてネトウヨさんはダメだと思うこと。

そもそもアレを「思想」とか「表現の自由」と見なすことは、ネトウヨが誰かを攻撃する、差別するのを「思想的な選択肢」と見なすことと同義になる。だから、思想の問題じゃなく、それ以前の問題だと強く認識することも大事かなと。

別に右翼でも左翼でもそれ以外でも何でもいい。世の中にはいろんな人がいていい。でも「色んな人がいることを否定するタイプの人」だけはいらない。「色んな人がいることを否定すること、それは差別だ」。まして、それこそが多数は何だよみたいな口ぶりをする人は最低です。迷惑です。そういうのはダメです

 

反省と覚悟を込めて記しました。